将来に対する漠然とした不安
皆さんは将来に不安はありますか?
僕はあります。
どんな不安ですか?と聞かれると回答に困らないですか?
僕は「将来に対する漠然とした不安」と考えることが多いです(多かったです)。
芥川気取りかよ、というのは置いておいて・・・
それなりの大学を出て、サラリーマンとしては平均年収よりは既に貰っているような状況ではあるのですが、だからといって「将来に対する漠然とした不安」がないわけではありません。
また余談ですが、過去にマッチングアプリで会話した婚活女性に、
「年収◯円以上の人でないと不安で結婚できない。私は◯◯業界という給料が安い業界で働いていて頑張っても年収◯円程度で…年収◯円以上の人でないと結婚できないという私はわがままなのですか?そんなに高望みもしていないと思います。世の中おかしくないですか?」といった質問をされたことがありました。
あの方も将来に対する漠然とした不安を抱えていたのだろうな…と今ふと思い出しました。
(ちなみにその方にはカウンセリングのような会話をし、大泣きされ、嫌われる勇気を勧めました。後日、「嫌われる勇気を買いました!読みます!」と言われていたが、その後人生に変化はあったのでしょうか…)
とまあ、当時余談の人には「流石に他責が過ぎるな、当人が悪いわ」など他人事のように思っていたのですが、自分も似たようなベクトルの悩みを抱えていると気づいてからは全く他人事ではないと改めて思うようになりました。
でも悩みはあるけど解決できない、というのではあまりにしょぼいですよね。
ということで自分なりにどうすべきか考え、行動してきて分かったことがあるのでそれを伝えていければと思っています。
結論
先に結論を言うと、対応方法は「学ぶ(知る)こと」です。
シンプル過ぎますね。。
結局不安の原因は個人に由来し、それぞれ解決策は異なるため具体的な解決策を持ち合わせることはできない、と私は考えています。
逆に、個人に由来するゆえ、個人が不安を理解し解消に動き出すことができれば、それが何よりの解決策になりうるという考えです。
結論を述べたのですが、具体に入っていきたいと思います。
将来の不安はなぜ発生するのか?
不安を解消するなんて簡単です。
不安を特定して発生理由を見つけ、潰せば良いのです。
というのもこれが試験問題だったら多くの人は上記の回答をすると思います。
客観視ってやつですね。
ただ実際に目の前にあると、なかなか客観視できないのですよね。
私もただこれだけのことが思いつきませんでした。。
なので、一旦「不安を特定して発生理由を見つけ、潰せば良い」という考え方を持っておきましょう。
そして、抽象論は置いておいて、具体的にどうするかを整理できればと思います。
対応法は何か?
対応法ですが、端的にいうと「不安が何か分かるようにすること」です。
もう少し分解していくと以下のステップになるかなと思います。
- 不安が何か特定する
- その発生理由を特定する
- 不安がない状態にするにはどうすべきかが分かる
ただこれだと分かりづらいので、実際の僕の例を元に解説していこうと思います。
具体的な対応法 筆者の場合
1.不安が何かを特定する
これは皆さん共通ではないかと思います。
資本主義社会においてもっとも不安なことは「お金」ではないかなと思います。
で、唐突ですがマズローの欲求について以下に書きます。
マズローの欲求についてはコチラの記事を引用しました:https://ferret-plus.com/5369
これをみると「生理的欲求」「安全欲求」などが基本になっていることが分かります。
「生理的欲求」「安全欲求」を満たすためには、やはりお金が必要になります。
かくいう私も、
- 僕っていつまでサラリーマンとして働けば良いんだろうか、フリーランスにもなりたいけどなっても大丈夫なんだろうか
- 稼いでも稼いでも貯金は増えない、ライフステージが変われば必要なお金も変わるらしいが、何とかなるのか…?
- こんなにそれなりに働いて稼いでいるのに不安で押しつぶされるなんておかしい、世の中のせいだ!(ついには冒頭の婚活女性と同じ思想に…)
などという不安を持っていました。
何という悲劇!
ではありますが、これで無事不安が特定できたので次に進みましょう。
※もちろん別の不安がある方は、この例を見て別の不安について考えてもらえると良いかなと思います。
2.その発生理由を特定する
実はここが単純に見えて最大のポイントなのです。
なぜ不安が発生しているのか。
目ん玉かっぽじって読んでください。
それは…
その不安が何かよく分からないから
です。
あ、ふざけるな!金返せ!とかなしでお願いしますね笑
冒頭に結論書いていますし。
でもこれ、具体的に考えていくとピンと来ると思うのです。
例えばこの不安を抱えている僕に「じゃあ今10億円あげますね。これで不安は解消されましたか?」と言われたとします。そしたら不安は解消されますか?
「月収30万円上げます。これで満足ですか?(何で上から?)」と言われたら不安は解消されますか?
されないんだよなぁ、これが(誰?)
されないのですよ。
なぜなら「不安が何か分からない」結果、「どうなったら不安が解消できるか分かっていないから」です。
というところで、3つ目のステップに進みたいと思います。
3.不安がない状態にするにはどうすべきかが分かる
2と3は連動させた方が良いかなと思って繋げました。
今回のケースについて諸々整理すると
- 不安が何かをきちんと考える
- 具体的には、「どういう生活をしたら」「いつまでにいくら貯金が必要で、どれくらいの投資をすれば良い」ということが分からないことが真の不安だった、と整理しました。
- そのため、以下のことを把握しようとしました。
- 通常の生活における支出の把握
- これはマネーフォワードで把握済み
- どれくらいの給料であればどれくらいお金が貯まるかの把握
- フリーランスになったらどれくらい稼げるか把握する必要がある、これは実際にやって把握しないといけない
- フリーランスになった際の税金周りなどはよく分からないので、これは学ばないといけない
- 支出をもとに、どれくらいの貯金と投資があればお金が足りうるかを把握
- これもお金の知識を身につけないといけないので、学ばないといけない
- 通常の生活における支出の把握
ということで、不安を解消するためには僕の例でいくと以下の3つが解決策になります。
- フリーランスになったらどれくらい稼げるか把握する
- フリーランスになった際の税金周りについて学ぶ
- 貯金と投資をどうすべきか学ぶ
そして、以下の状態を達成することで、不安は解消できると考えています。
- 将来のお金について不安がない状態が何かを把握する
- フリーランスになったらいくらくらい稼げそうか把握し、実行する
- どういう節税や投資をすれば、どれくらい資産を作れそうか把握し、実行する
- 上記を踏まえて支出をより減らす必要があるかを把握し、減らす必要があれば実行する
もちろんすぐに達成は難しいと思います。
ただ、「どうなれば達成で、そこに向けて今年は60%くらいの達成率だったなぁ」とか、
「どこどこを改善すれば70%になるし、その調子であれば5年後以降は100%にできるなぁ」とか、
「100%未満の状態の時なこの支出を減らそう」とかを決めて、動くことができます。
そうすれば、不安が解消したと言えるかな、と思っています。
例えば「今の支出を続けていくなら将来10億円ないとやべえな」と思ったら、「10億円どう貯めるか」ということを考えたら良いのです。
「10億円稼ぐの無理ぽ。。」と思ったら「1000万円貯めるくらいならいける」「今の支出を減らすことを前提に1000万の貯金でなんとかできないか」と考える。
そうやっていけば、具体的な解決策が見えてくる。
それに沿って行動する。達成できそうか振り返る。
達成できていなければまたその解決策を見直す。
ということを繰り返していく感じです。
ハイ!これで皆さんの将来の不安は解消されました!
終わりに
今回、将来の不安をなくすためには以下の3つを考える、という整理をしました。
- フリーランスになったらどれくらい稼げるか把握する
- フリーランスになった際の税金周りについて学ぶ
- 貯金と投資をどうすべきか学ぶ
といっても、将来の不安は解消されていないではないか!と捉える人もいると思います。
その時は、「この瞬間に将来の不安を解消することはできない、ただ、将来の不安を解消するためにすべき行動を取っているので問題ない」と思えるようにしてもらいたいです。
(そういう捉え方ができないと、一生不安は尽きないはずです)
なので、結局は「学ぶ(知る)こと」しか解決策にならない、そしてこれはどういう不安であっても共通だな、という認識を持ちました。
もちろん個人差はあると思いますが、私はこの方法で「将来の不安を解消」までは至らないものの、無駄に悩むことによる弊害(時間的損失・精神的疲弊)を減らすことができました。
非常に良い方法だと思ったため、ここで紹介させていただきました。
また今回は「お金」という点から整理しましたが、他にも不安を抱える部分は多いと思います。
その際も、同じ思考をしていけば見えてくるものがあると思っています。
で、今回こういう記事を書いたのですが、実は他の色々な不安等を考えていく中でも、この「学ぶ(知る)こと」の重要性はとてつもなく高い、という気づきがありました。
そういった面もまた改めてお伝えしていければと思っています。
では、不安を解消するためにも、一緒に色々学んでいきましょう!ありがとうございました!
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